愛するVAIOさんへ

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みなさんの初めて買ったパソコンは何でしたか?私はVAIOでした。あれからかれこれ6年以上経ったけど、日に日に重くなる私の要求にファンをブンブンいわせながらも、特に不具合も無くついてきてくれたVAIOさんへの感謝と思い出を語るという誰も得しない記事です。

出会い

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当時の写真はないけれど、あなたと出会ったのは秋葉原。まだビックカメラに買収される前のソフマップでしたね。

そのちょっと前まで家電量販店で働いていた私は、Windowsっぽくないスタイリッシュな見た目で、同スペックの他社のパソコンよりも1万くらい割高な、ちょっとお高くとまった感じのあなたを毎日売り場で見ていて、

「自分が買うならVAIOのこのシリーズの白だな」

とか考えたりしていたのですが、

正直、当時はそこまであなたを必要とはしておらず、

「あったらなんか便利なんだろうな~」

くらいのふわっとしたモチベーションでした。

 

しかし、白を考えていた私が女子力の高いピンク色のあなたを選んだのはちょっとしたイレギュラーでした。

いっしょに行った、当時同棲していた恋人が突然

「余の部屋に持ち込むものはピンクでなければならぬ」

と、聞いたこともないローカルルールを発表したのです。お金を出すのは私でしたので、

■白のほうがちょっとお安う御座います(あなたのシリーズは毎回白だけちょっと安かったでしょう)
■白は色界のワイルドカードに御座います故、決してインテリアを邪魔するものでは御座いません

と抵抗しましたが見事却下となり、

「ここでラメラメしたピンクを選ぶのもまたロックンロール」

と自分を納得させて、私はあなたを選びました。

今でもあなたの良きパートナーである、ショッキングピンクでハート型のマウスパッドと、丸っこくて食べちゃいたいくらい可愛さのほとばしる薄ピンクのマウスと、「PINKPINK」というもうピンクピンクしたUSBメモリも、ロックンロールだから選びました。

「ものは勢い」という言葉をこの時学んだような気がします。

いきなり初期不良でした

そういえばあなたは初期不良でしたね。

買って一週間もしないうちにディスプレイに変な線が入ったのです。

「ツイてないな」

「保証期間中に修理に出さないとな」

とか思っていると、あなたの実家から

「初期不良でディスプレイに線が入るから送り返してね」

と返送用パッケージが届いて驚きました。

今ならパソコンの無い生活とか考えられませんので発狂しますが、当時はただただあなたの実家の厚い対応に感心し、あなたを選んでよかったと思ったのを覚えています。

あなたに謝りたいこと

まるさん

思えばあなたにはいろいろ悪いことをしました。この場を借りて謝ります。

何度も質屋に入れてごめんなさい

今だったら考えられませんが、当時お金にだらしなかった私は、生活に困ってあなたを何度も質屋に入れました。

当時はちょろっとブログを書いたり、Yahoo!でニュースをチェックするくらいでしたので、あなたを手放したところで特に生活で困ることはないと思っていたのですが、あなたのいないパステルホワイトの机を見るととても寂しい気持ちになって、すぐにお金を作ってあなたを返してもらいに走ったものです。

あなたにも寂しい思いをさせたと思います。本当にごめんなさい。

ウィルスに感染させてごめんなさい

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あなたはインターネットの無限の可能性を教えてくれました。

きっと世界中の男子がパソコンを所有すると必ずやると思うのですが、例に漏れず私もあなたを通じて国内外の女性の裸体を堪能できるサイトをたくさん見ました。

そんなある時、なんか勝手にブラウザが立ち上がって

「すっげーウィルス入ってるから消したきゃコレ入れろ(特別価格)」

みたいなことをいわれ、当時セキュリティソフトは入れていましたが、頭の中がノーガードだった私はマジでテンパったのを覚えています。

この時はGoogle先生のおかげでなんとかなりましたが、まだまだ女体への研究心が絶えない私は、それからも懲りずに流行りのマルウェアやらスパイウェアやらあやしいものには大体引っかかりました。

周りにそういうのを相談できる友達もおらず、すべて自力でなんとかすることができましたが、何かあったらまずググることの大切さをあなたから教えてもらいました。

そう考えると、あなたは私の人生を大きく変えてくれた恩人です。

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高速化しようとしてブルーバック出させてごめんなさい

ちょうどWindows Vistaと7の切り替わり時期だったので、出会ってからすぐにあなたを優待パッケージでWindows7の64bitにしました。

もともとそこまでパワーのないあなたが見違えるようにサックサクになったのは本当に嬉しかったです。

ところが、あなたとふれあうようになってから、パソコンをいじることに抵抗が薄れた私は、そこからさらに高速化を考えます。やめときゃいいのに、馬鹿ですね。

いろいろフリーソフトを入れたり、ネットの情報を見てレジストリをいじったり、今考えると無駄で恐ろしいことをしていたと思います。

そんなある日、あなたはついにブルーバックを出しました。それを見た私は猛烈に後悔し、心の中であなたに謝りながら、祈るような気持ちで何度も電源を入れ直しました。

そのうち、機嫌を直してもう一度立ち上がってくれた時は、心の底からホッとしました。

正月に赤ワインを飲ませてごめんなさい

あれはいつぞやの寒い正月のことです。

赤ワインを満たした背の高いビアグラスをあなたの傍に置いて、いつものように作業をしていた時、何かの拍子にあろうことかあなたの方へグラスがコケました。

もう大慌てでティッシュで拭きましたが、時既に遅し。あなたはけたたましいビープ音を鳴らした後に電源が落ちてしまいました。

しかも、この時赤ワインでガッツリ酔っていた私は、あろうことか逆ギレしてあなたを床へ放り投げました。

あらゆるケーブルが抜け、あなたは大きな音を立てて床に転がり、中へ染み込んだ赤ワインが飛び散りました。まるで血のように見えたのを覚えています。

その後、ふて寝から覚めた私は、強く後悔しました。そして、怖くてあなたに触れることもできませんでした。

「なんて馬鹿なことをしてしまったのだろう」

「もう絶対に壊れた」

今までの思い出や、これからのあなたのいない生活を考えると、数時間前の自分を殴り倒してやりたい気持ちになりましたが、後の祭りです。

とりあえず、祈るような気持ちで、携帯を水没させた時と同じ要領で、ヒーターの前に風が当たるようにあなたを広げて置いて乾かしました。

そして、翌日だったか、ダメ元で電源を入れると……

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あなたは今までどおり動いてくれました!

本当に本当に嬉しかったです。

作業をしていると突然、

「ふふ」

「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

と打ち込まれてしまうという不具合は残りましたが、そんなもの喜んでDeleteキーを連打しますよ!

まあ、さすがに夜中に突然起こると怖いのでキーボードはオフにして外付けにしましたけれど、よく戻ってきてくれました。ありがとう、そしてごめんなさい。

これからもよろしく!

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あなたとは本当にいろいろありました。ブログの炎上も経験したし、ブラクラも何度も踏みました。

今ではメインPCではなくなってしまったけれど、メインPCの不具合も箱を開けてガンガンいじって直せるようになったのもあなたのおかげだと思います。

Core2Duoのあなたにはきっと今の私の作業は重たすぎると思いますので、音楽再生とちょっとした調べ物用としてですが、これからも末永くあなたと歩んでいけたらと思います。

あなたが天寿をまっとうするその日まで大切にしますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

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