死は幻想だった

死はありません。死は幻想でした。

「一瞬」というのもまだ真実と隔たりがあるほど、それはなかったのです。

私はずっと天国に居たんだとわかるだけです。

 

また、天国は死後の世界ではありません。

この世界の「時系列」でいうなら、私は天国を見た後に心肺が停止しているので、どちらかといえば死「前」(生前)の世界になります。

 

死「前」の世界?

私がいたあの恐怖と自己嫌悪に満ちた苦しい世界のことでしょうか。

あれはどう考えても天国ではありませんでした。

 

つまり、関係ないのです。

 

そして何よりも、天国ではあらゆる束縛から解放されるため、生命力大爆発で無限に活き活きとします。

あの感覚でいうなら、むしろそれまでが「死んでいた」といえます。

 

従って、よく言われるように「無」に帰るということもありません。

無に帰るどころか、ぎっしり無限に敷き詰まった「有」の中で「それ」として目覚めるのですから。

 

死は幻想です。

怖がる必要もなければ、信じる必要もありません。

あなたがあると信じてやまなかったそれが訪れた時、あなたはそれが幻想だったことをはっきりと悟ります。

 

死が幻想であるなら、そこから派生するこの世界のあらゆる恐怖の源もすべて幻想です。

だから、“何”に対しても恐れなくていいのです。

 

死を前提としたありとあらゆる悲劇や苦痛の経験や映像は、天国であなたによって笑い飛ばされます。

それらはすべて起こっておらず、あらゆる悲しみや苦しみは実在しなかったのだと。

それは「ああ、よかった」とホッとするのとも違う、もっと根っこから湧き上がる歓喜です。

 

だから、どうか恐れないで下さい。

 

 

以上です。

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